野菜に含まるビタミンやミネラルや食物繊維など様々な栄養素を1杯から摂取できることから、青汁は健康や美容やダイエットなど良い効果を得られるおすすめの健康食品です。
しかし病気を抱える人にとって、過剰摂取は身体に深刻な影響を与えることもあるので注意が必要です。
ここでは青汁に含まれる成分の中でもカリウムの注意点について紹介します。
はじめて青汁を飲む人の中には、飲めば飲むほど効果が高くなると誤解している人もいるようですが、どんなに健康に良いと言われているモノでも過剰摂取は良くありません。
過剰摂取することでカロリーオーバーになるし、嘔吐や下痢などの症状を引き起こしてしまいます。
食物繊維を多く含む青汁を摂ることで、便秘解消効果を得られますが、大量の食物繊維を摂取すれば逆効果になることも指摘されています。
それ以外にも、そこに豊富に含まれている栄養素が身体に悪影響を与えることがあります。
健康な人であればカリウムをたくさん摂ることは推奨されています。
カリウムには摂取し過ぎた塩分を体外に排出させる働きがあります。
しかし腎臓の病気を持っている人の中にはカリウムを尿として体外に排出できない人もいて、特に透析患者は尿を排出できないため、身体の中にカリウムが停滞し、高カリウム血症を引き起こし、そうなれば不整脈や血圧の低下や嘔吐や身体にしびれを起こすなどの可能性が高まります。
高カリウム血症は最悪突然死を引き起こすこともあるので、腎臓に疾患を抱えている人は、かかりつけの医師に相談した上で青汁を飲むようにしましょう。
健康な方なら、1日のカリウムの摂取量は3500mgが望ましいと言われていますが、透析患者の場合は1日2000mgが摂取量の目安となっています。
このように、青汁に豊富に含まれる成分の中には過剰摂取をすると病気を悪化させるモノもあり、カリウムは腎臓に病気を抱えている人には摂取量の制限が決まられている栄養素です。
持病を持っている方は医師に相談した上で青汁をはじめて下さい。